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富士吉田市にある「puhha」採水工場
ウォーターサーバー「puhha(プッハ)」の水は、富士吉田市(山梨県)に新設した自社採水工場でつくられています。
今回は、高い衛生環境と効率性を兼ね備えたpuhhaの採水工場生産ラインについてご紹介します。
目次
生産ラインの工程
puhhaの水は以下の工程で製造されています。
・採水
・殺菌、ろ過
・PETボトル成型、洗浄
・水充填
・検査
・箱詰め
・保管、配送
puhhaの水の製造は、原水の採水から梱包までを一気通貫で行う生産システムを導入しています。工場には最新設備を搭載し、生産ラインのオートメーション化を実現したことによって、より衛生度が高く安心安全な製品づくりが可能です。
ここからは、工場内の設備についてより詳しくご紹介します。
①5段階フィルターと瞬間加熱で安心安全な水処理
原水タンク、フィルター、瞬間加熱装置
工場敷地内の井戸から採水した原水は、工場内の水処理室に運ばれます。
タンクに取り込んだ原水を3段階のフィルターでろ過したあと、瞬間加熱処理を加え、さらに2段階のフィルターでろ過します。
またこの水処理室では、puhhaの飲料用の水だけでなく、ボトルやキャップの洗浄水もすべて精製しています。
②PETボトルも同工場内で成型
PETボトルをブロー成型する様子
PETボトル容器も同じ工場内で成型されます。
プリフォームといわれる試験管状の樹脂を加熱し、空気を吹き込んで膨らませてボトルに成型します。
ボトル成型には非常に高い技術と品質管理が求められます。プリフォームは厳重な管理環境で一定の温度で保管し安定させ、ブロー成型時の圧力や温度設定は細かな調整を繰り返してつくりあげます。ブローする空気も工場内でクリーンにしたものを使用し、安全性の高い確かな製品づくりを徹底しています。
③高い衛生度を保持するクリーンルームで洗浄と水充填
充填室ではボトルの洗浄と水充填が行われる
成型されたボトルは、自動で充填室へ運ばれます。
ボトルをAP水(除菌・洗浄用の中性電解水のこと)で一次洗浄したのち、puhhaの水と同じ製品水で二次洗浄してから充填・キャッピングを行います。ボトルのキャップもUVとオゾン水で5秒間洗浄したものを使用します。
これらの充填作業は、非常に衛生度の高い無人のクリーンルームで行われます。採水から人の手にほとんど触れられることなく充填・キャッピングを行うことで製品の安全性を保つことができます。
④梱包前には人による慎重な目視検査
不具合・不適合品の有無を確認する目視検査
ここまでの製造工程はオートメーションで行いますが、最終段階で不具合品・不適合品の有無を目視で確認する検査をします。
製造ラインに極力人の手を介さないことにより衛生管理と効率化を図る一方で、出荷のための安全基準となる各箇所の点検作業、水質検査や味わいのチェック、目視検査は人の目と手によって行う必要があります。
水質に関わる検査、放射性物質調査、官能検査、充填量検査、外観検査などなどさまざまな検査を行い、常に品質に問題がないかチェックし続け、衛生的な生産を維持しています。
⑤働き手にも優しいオートメーションの段ボール組み立て・封かん
段ボールの組み立てや封かんもオートメーション化
段ボールの組み立てやボトル詰め、封かんはすべてオートメーション化しています。
作業の効率化を図るだけでなく、働く人の負荷を軽減し、誰でも働きやすい就業環境にもつなげています。
また環境にも配慮し、1箱2本詰めにし段ボールの封かんにはテープではなく糊付けをしています。
封かんまで終えた製品は、金属探知検査と重量検査を経て、パレットに積み上げられ倉庫へ運ばれます。
⑥コンピューター管理のもと保管・配送
puhhaのお水を保管する自動倉庫
最大生産時における約1週間分の保管が可能な倉庫です。倉庫に保管された製品は、コンピューターでシステム管理され、出荷を待ちます。
なお、採水工場がある富士吉田市とは地域貢献活動の協定を締結し、災害時に飲料水などの優先的な提供や運搬に協力することになっています。
このように、puhhaの採水工場は生産ラインのほとんどの工程をオートメーション化していますが、すべての生産ラインを動かす前には従業員が数時間かけて点検作業を行います。オートメーション化によって衛生度を高めながらも、機械に任せきりということではなく、従業員全員が品質管理に対する強い責任感を持つことが必須であると考えています。